伝統技

2002年12月28日
本日は、障子貼り。
父上に伝授され、小さい頃から助手をして、
もう5,6年は私の仕事になってるのナ。

任せておくんなせぇ!

◆障子の貼り方◆

桟の所を濡らして、下からそぅ〜〜っと剥がす。
 昔は、1コマ1コマ ブチ破ってから剥がしていたの
 だけど、やはり、もう大人ですからね、効率優先ナ(笑)

糊をチューブから桟に乗せ、ハケでタン、タン、タタタ
と糊を均等に伸ばすのナ。
 これがまた、プロフェッショナル気分♪

巻いてある障子紙をクルクルと乗せながら広げ、
くわえておいた剃刀の刃で端をスパっと。
 ついでに自分の指もスパっと(笑)親指の付根
 切ってしまったナ…関節ナだけに痛い…(涙)

下の段から上に向かって、一段ずつナ。
(上からやると埃が溜まるんだってさ)

全部貼り終わったらお終いに、霧吹きで水をかけ
(職人みたいに口に含んでぷはーっとやりたい所
 だけど、流石に…笑)
ピンとさせたら出来あがり!


ふー、やれやれ。一日仕事だった…ナ。
でもこれをやると、ああ、今年も終わりだナ〜、と
しみじみした気分になるナ。

 

夜に時間が少し余ったので、ダンボールに入れて
積んである本達を、種類別に入れ直したナ。
で、母から譲り受けた本の箱を整理していたら
「シャーロックホームズの功績」
(アドリアン・ドイル/ディクスン・カー著)
というパスティーシュを発見。これはコナン・ドイル
の息子とカーが、遺されたメモとかを参照に(?)
書いたものなんだナ。

実はこれ、欲しいナ〜、と思って、でも1600円
もするんで、ネット通販申し込むの躊躇してたのだナ!!

ふふふん♪
親と趣味が同じ、ってこう言う時に良いよナ。
(ちなみに時代物の時は父の本箱漁ります。
 山田風太郎さんとか戸部新十郎とか皆あるもの♪)

早速、読み始め。
やはり、その辺のへっぽこパスティーシュ(orパロディ)とは
比べられなく面白いな。(EQ「SHの災難」はトホホだった…)
なにより、ワトスン君がちゃんと活躍しているのが嬉しい所。

…問題は、昭和47年発行なもので、字体が古い、ということだナι
「ゃゅょっ」が「やゆよつ」だったりするのナ。
例えば、
『いつもよりも持つているカードがすくないじやありませんか。』
とか(笑)
ま、愛嬌、愛嬌。

丸谷才一さんとか割と読むので、慣れちゃえば平気だナ。

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