先だって完結した「封仙娘娘追宝録シリーズ」のろくごまるに氏の新作。

私はあまりに待ち遠しいと胃のあたりがきゅーっとトキメクのですが、
久しぶりに胃をきゅんきゅん言わせて待ってたラノベです。

ここ数日毎日本屋に通って、発売日より一日早くゲット!
居ても立ってもいられず帰りの電車内から読み始めてしまいました。

そして期待を裏切らないクオリティです♡♥♡

世界観の構築、読者を引っ張り込む勢い、読みやすく気持ちの良い文体、
イラッと来ないキャラクター(←ワタシ的にコレすごく重要)、
力量差と制限の中、知恵と小細工の張り巡らされた戦闘(←いつもここに超メロメロ)

あー面白かった!!

GA文庫というのは初めて買うので少し心配でしたが、無用でした。

はー♡ (^◇^)-3
久しぶりに美味しくて満腹になるラノベでした。一気食い(笑)

失敗した

2010年8月6日 読書
米原万里さんの『発明マニア』読みました。
帯に

小さい頃から発明好きだった著者による難問解決、119のアイディア

なーんて煽りがあったもんだから、
とんでも科学系とか、面白技術系かと思ってワクワクして買ったんだけど

ぶっちゃけ政治批判系エッセイだった。
発明内容より政治家とか政府の悪口ばっかにさかれてる本だった。
(悪口8割、発明という名の批判ぽい何か1割、雑文1割くらい。)

……がっかり(._.)-3

600ページほどある本だったけど、最初の50ページまで頑張って、とうとうウンザリしてやめてしまった。800円ほど損しちゃった(笑)

 
ていうか、私いつも言ってるよーな気がするんだけど、
何かの悪口を言わないと、相対的に何かを持ち上げられない人って大っ嫌いなんだよー!
それが本当に素晴しいものなら、何かをわざわざ貶めて比較しなくっても
単体で誉めても素晴しさが伝わるんじゃないの?
 

『エッセイスト』に多いパターンなんだが…
酔っぱら~のおっちゃんとかの愚痴・悪口は「あらまあ」で済むけど、
素面だったり文章にされるとなんだか醜悪だなぁと再認識。
シリアスに聞いちゃうと、高みの見物感というか、上から目線感というか高尚感、
そんなもんを感じ取っちゃうんだと思う。
「人間て駄目ですね!あ、こんな批判言えちゃう私は別なんですけどね」
みたいなうざさ。

 

てなわけで私にはつまんなかった。

「犯人だけでなく今の世相が云々」「いったい政府は(××党は)何やってる云々」
「我々日本人の(←なぜか必ず主語が大きい)考えていくべき云々」
などのニュースの締め言葉とかに賛同する人なんかだと結構楽しめるかも?

だが、
とりあえず名前は覚えたんでもう近づかん。

反省点:ちゃんと立ち読みしましょう。 ……orz

 

追記:なんちゅーかね、
『世界不思議発見』を見ようと思ってテレビつけたら
『朝まで生討論』だったみたいな気分だったの(;一_一)

古本の書き込み

2008年7月7日 読書
さて! 気を取り直して普通ネタ

湯船にぐだぐだ浸かってる(30〜60分)のが好きなので、
風呂に文庫本や雑誌を持ち込んでます。

最近読み直してたのが江戸研究家(故)杉浦日向子さんの『入浴の女王』。
風呂で風呂の話読むのも面白いかな、と思って(笑)

各地の銭湯をめぐり、湯質や客層、歴史やタイル画なんかを比べ、
酒を飲んで地元の人の話を聞き…l
……ってのを杉浦さんの軽妙な江戸弁?でつづった本です。

で、
この本、古本屋さんで購入したんですが、中見ずに買ったら
そこここに鉛筆での書き込みが。
最初は
「うわ…書き込むなよ…てか書き込んだまま売るなよ…」
なんて思ってたのですが、
どんな人が書いたんだろ…?と考え出すと楽しくなってきてしまいましたw

コモリガエルの項に『知ってるもん』なんて書くあたりは
なんだか可愛い感じもするし、
ちょいと美形の兄ちゃんのイラストに
ちょっとハムサンド(髪を切ると尚よし!)
なんて書いてあるのは頑固じじいっぽい気もする。
ハムサンド……ふふふ(笑)

文章を添削(−2、とか)してあるのはちょっと気に障るけど、
時と世代を超えて同じものをいっしょに読んでる気がして
なんだか楽しくなってしまいました。
 

あ…
ニコニコ動画のコメントの楽しさって、こういう事なのかな…?

 

最近、北森鴻にはまっています。

もともとミステリの短編って大好きなのだけど、
文章が読みやすく(←日本語ちゃんとしててリズムがある)
話にすっと入り込めるところがお気に入り。
ぐいぐい入り込ませるくせに、物語自体をひっくり返すトリック
が仕込まれてて、たまにポカンとしてしまうのもお気に入りです。

雑学的な知識が気が付くと頭に入っていて、それも嬉しい。
(しかもジャンルが広い!)
キャラクターも変に大仰ではないのに個性的で親しみやすく、
友達になったかのような気さえしてきたり(笑)
(ミステリなのに人少なめ。大量に出して煙に巻かない所も好きだ!)

結末はほんのりビターあり、ほんわかハッピーエンドあり。
哀しいエンドでもあとくちが良く、不快になることはありません。

文、キャラ、トリック、結末。どれも『気持ちよく読める』の一言です。

…ただし難点がひとつ。
北森さんの本はあれもこれも出てくる料理がめちゃめちゃ旨そうで、
唾が沸き、腹が減って仕方ありません。
例えばこの『蛍坂』の含まれる“香菜里屋シリーズ”も
ビア・バー香菜里屋を舞台に、マスターを探偵にしているため、
いかにもビールに合うだろう料理がぞろぞろと…

ぐわー!来月健康診断なのに〜っ!耐えられ〜ん!orz ハラヘッタ…

 
現在読んだのは
・香菜里屋シリーズ「花の下にて春死なむ」「桜宵」「蛍坂」
・蓮丈那智シリーズ「凶笑面」「即身仏」
・「メインディッシュ」
・「狂乱廿四孝」
・「支那そば館の謎」
・「孔雀狂想曲」

まだまだ読んでない作品があるようなので、
「うひひ…いい鉱脈に出会っちゃったぜ」とばかりに大喜びです。

ISBN:4062758318 文庫 北森 鴻 講談社 2007/09/14 ¥520

SWリプレイ

2007年1月26日 読書
本屋に寄ったらば、「ダイスの国の…」というSWのリプレイがでてて、
「お!」
と思ったんだけど、

「女性はみんなリウイを好きになるか、リウイを殺したくなるかのどっちかなんで(笑)」by水野良

↑↑
帯に書いてあったんだが……
キモッ!(;´Д`)
女性は(私含め)普通にヒくでしょ、これ(笑)
なにそのエロゲか何かみたいな設定。
勘違い自意識過剰男みたいで気持ち悪い。
宣伝文句を入れるべき帯に、そりゃないでしょ

コクーンワールドは昔好きだったので少し気になったんだけど、
あまりにあんまりで買えませんです。
というわけで、本日は3冊

■猫の手冒険隊、集結!(ソードワールドRPGリプレイ)

新シリーズ、ということで普通に読み始めたのですが……
…これ、もしかして前作あり?
読んでて基礎知識が足りなくて???となったナ。SWリプは一応
全部読んだと思ってたんだけど、抜けてたかも。

とりあえず、
良い意味でも悪い意味でも、皆キャラが濃い(笑)

 
■ぺらぺらーず漫遊記 乙女の巻(ソードワールド短編集)
連載中リプレイのキャラを使った、GMによる小説。

ベルカナがふつうに乙女なお嬢様だ!(笑)
いや、それは置いといて……

リプレイではさすがにできないラブラブ成分満載で、
ほの恥ずかしいような楽しさだったナ。ブックの日記も笑える。

 
■雨呼ぶ街と煌少女(ゲヘナ・アナスタシス リプレイ)

ゲヘナAnリプレイ2冊目。
世界観もキャラクターも結構お気に入りなので続編が出て嬉しいナ。
前作より格段に強くなったキャラクターたちが、でも反抗期の
ジェスちゃんにかなわないのがほほえましい(笑)
というか、
なんかこのシリーズのキャラクターたちは全員どことなく
ほのぼのムードなので、舞台地獄だってのにほのぼのだナ(笑)


今月は富士見リプレイ関係がドカドカ出るのでお財布ピンチです。
とりあえず今日はアリアンロッドを2冊購入。
 

■聖雪のキャンパス(アリアンロッド・リプレイ・ハートフル)

ファンタジーで学園モノ。冒険者の学校が舞台のドタバタ(?)リプレイ。
声優さん二人とF.E.A.R.メンバーによるリプレイなんだが
…ハートフルな人材はどこに!?(笑)

なんかどことなく皆さん腹に一物抱えてるナ(笑)
きくたけさん演じるカッツの不幸(?)ッぷりは違う意味で
ハートフルかも。

プリシアの正体自体は文字で読んでるとわかりやすかったけど、
なんかこー、お約束がキレイに決まるところがF.E.A.Rさんの
上手いところだよな〜と


■ノエルと白亜の悪夢(アリアン・ロッド・リプレイ・ルージュ 3)

いつも通りギリギリ戦闘とノエルの出目が楽しいリプレイ(笑)

…ですが、

?(゜Д゜)!!

トラ$#仝@※▲■%#▼〒§★@£#¢――!?


ええええええええ〜〜〜!?
す、すごい展開に……演出が上手すぎで目が赤くなったナ。

なんかこうなると、クリスのライフパスである、
境遇 [ 死神 ]が切ないなぁ…
事象だけ繋げばある意味彼のせいだし。うわ、重っ。

次巻あたりで最終かナ?どう結末が付くか、是非読みたいナ。
 

さて
明日は猫の手やらぺらぺら小説?やら買いに行かねば。
(笑)

青空の卵

2006年2月27日 読書
日記をつけると読んだ本が書けるからいいナァ…(笑)
 

本日読んだ本は『青空の卵(坂木 司)』

「名探偵はひきこもり」という帯の文句につられて買ったんだが、
唸るトリックはないものの、優しい雰囲気が全編通して流れてて
癒されたナ。

ひきこもりの鳥井真一(探偵)と、友人・坂木司(筆記役)。
ホームズとワトスン以降探偵と助手のコンビモノに弱い私としては
結構好きだナ。
ホムワトと違う所は、
鳥井が坂木がいないと何にもできない(しない)ところかナ。

ある意味依存しあっている二人が他人と関わる事で変わってゆく
というのもなんだかほっこり。

 
…ただ、なんだかやたらとホモくさいような…(笑)←失礼
坂木はよく泣くし、鳥井はその坂木を見て動揺するし、
子供がえり起こしちゃうし、いないとパニクるし。
いや、
ちゃんと事情があるんでそれを鑑みれば理解は出来るのだけど、
ぱっと見、ホモくさいです(笑)

まあ
でも素直に好感の持てるキャラクター達だし、
ストーリーも変に引っかかる所もなく気持ちいいし、
まだあるという続きが楽しみだナ。

杉浦日向子先生

2005年7月25日 読書
漫画家/エッセイスト/江戸研究家の杉浦日向子先生が
亡くなったらしいナ。

なんてこった… ・゜・(ノД`)・゜・

台風情報を見ようと思ってヤフーに繋いだら、目を疑う記事が。
会社だったっつーのに「えっ!!?」とか大声を
あげてしまったナ。
 

漫画もエッセイも好きだったナ…
明るいような怖いような空しいような、でもどこか可笑しいような
なんともいえない読後感のある漫画が面白かったナ。
江戸弁も軽妙でなんだかこそばゆいような響きが好きだった。

エッセイもいなせな姐ちゃんを思わせる斬りっぷりと、それなのに
あたたかい視線が好きだったナ。

 
杉浦先生のおかげで、江戸ものにも興味を持つようになり、世界が
拡がりました。
ありがとうございました。

江戸に行かれたことを祈りつつ。
キタ━━━━━━━(゜∀゜)━━━━━━━!?
某中華風ファンタジーの夏が来たと、先ほど2chで
見たんですが。

マジですかまじですかまじですか!?!?!?!?

 
じりじりしながら待ってます、ろくご先生!

.

和ものと洋モノ

2004年12月1日 読書
ここの所サイトの更新ばっかりにかまけていたのだけど、
今日は久々に2chの色々な所を見て回ったナ。
で、
(きっと皆もっと前から知ってたんだろうけど)

エキサイト翻訳で笑える変換
 http://www.excite.co.jp/world/english/

(・∀・)まじっすか を 日英訳してみよう!

のネタと、

http://hisasouseki.hp.infoseek.co.jp/toki325.html
とき325号

のフラッシュを初見。

大笑い&爆泣(TAT)
特にとき325号の方は久しぶりに本気で涙流して泣いてしまったナ
 

本日読んだ本

友人から借りた
「家守綺譚(いえもりきたん)」(梨木果歩)
妖怪ものジャンル、かなぁ?少し昔の日本を舞台に淡々と書かれた
不思議物語なのナ。妖怪とか幽霊(?)とかは出てくるんだけど、
それが「奇妙」じゃないところが不思議ナ感じ。
それから、文章が美しい。
なんていうんだろう、淡々としているのに心が凪ぐような文というか…。
短編を積み重ねるタイプの話なのだけど、個々のタイトルが植物
の名前になっている事で何となくこの本の風雅な感じがわかりますでしょーか…
かなり気に入ってしまったかも。

 
こっちは先日買った本。
「魔の都の二剣士(ファファード&グレイマウザー)」(フリッツ・ライバー)
ヒロイックファンタジーのお手本のような本。有名らしい。
ずうっと以前なにかの折に図書館で読んだ(面白かった)記憶が
あるのだけど、今回復刊との事で、購入。
しかも、表紙のイラスト、末弥 純さんだ〜v<好き)
まだファファードが出てくる所までしか読んでいないのだが、
たしかグレイマウザーの方が好きだった記憶があるので、ちょっと
ドキドキ…

…あれ?
こんな話だったっけ?(特に出だしの「はしがき」)
……あれ?
………二人とも盗賊だった気がしてたんだけど、違うや(笑)
ま、いいか。
ストーリーとか全然憶えていなくて、わくわくどきどき読めるのが
トリあたまの有難い所ということで。(苦笑)

図書館には2巻までしかなかったのだけど、これから次々復刊刊行
されるらしいので、ちょいと嬉しいナ。
(最近、発売日を楽しみにできる漫画や小説が少ないのナ。)

ひさしぶりに課題

2004年10月13日 読書
大阪で歩き回った筋肉痛が、全然抜けない今日この頃。

本日は久しぶりに、買った本のレヴュを書こうかと思っていた
のだけど、いただいた感想メールにお返事書いたり、その方の
HP覗いたりしてたらついこんな時間(23:10)に。

とりあえず本日買った本。

「梁塵秘抄」西郷信綱(ちくま文庫)
  以前読んだとき挫折したんで、リトライ。
  今回のは解説が柔らかい文体なので、いけるかも。
  本当は、声に出しながら読むと文意が掴みやすいんだよね…

「絵解き 戦国武士の合戦心得」東郷 隆(講談社文庫)
  まあ、これはライフワークですナ(笑)
  なんだけど、絵解き、と言うだけあって、イラスト解説が
  豊富。馬上の組討や、介錯剣法、槍身の一覧や火縄の法や
  なんかが図示されてて面白そう!ネタにもなるかな?

しかし、今気付いたが、西郷と東郷かいナ…。
これから風呂に入りつつ、梁塵秘抄(<一発変換!)を読む予定。
合戦心得は明日、落乱を読んでからかな〜。

そう!
明日なのナ!最新刊発売日!

あああああ〜落ち着かなくなってきた〜〜〜。
(多分明日、会社で私挙動不審になってるとおもわれるナ)