失敗した

2010年8月6日 読書
米原万里さんの『発明マニア』読みました。
帯に

小さい頃から発明好きだった著者による難問解決、119のアイディア

なーんて煽りがあったもんだから、
とんでも科学系とか、面白技術系かと思ってワクワクして買ったんだけど

ぶっちゃけ政治批判系エッセイだった。
発明内容より政治家とか政府の悪口ばっかにさかれてる本だった。
(悪口8割、発明という名の批判ぽい何か1割、雑文1割くらい。)

……がっかり(._.)-3

600ページほどある本だったけど、最初の50ページまで頑張って、とうとうウンザリしてやめてしまった。800円ほど損しちゃった(笑)

 
ていうか、私いつも言ってるよーな気がするんだけど、
何かの悪口を言わないと、相対的に何かを持ち上げられない人って大っ嫌いなんだよー!
それが本当に素晴しいものなら、何かをわざわざ貶めて比較しなくっても
単体で誉めても素晴しさが伝わるんじゃないの?
 

『エッセイスト』に多いパターンなんだが…
酔っぱら~のおっちゃんとかの愚痴・悪口は「あらまあ」で済むけど、
素面だったり文章にされるとなんだか醜悪だなぁと再認識。
シリアスに聞いちゃうと、高みの見物感というか、上から目線感というか高尚感、
そんなもんを感じ取っちゃうんだと思う。
「人間て駄目ですね!あ、こんな批判言えちゃう私は別なんですけどね」
みたいなうざさ。

 

てなわけで私にはつまんなかった。

「犯人だけでなく今の世相が云々」「いったい政府は(××党は)何やってる云々」
「我々日本人の(←なぜか必ず主語が大きい)考えていくべき云々」
などのニュースの締め言葉とかに賛同する人なんかだと結構楽しめるかも?

だが、
とりあえず名前は覚えたんでもう近づかん。

反省点:ちゃんと立ち読みしましょう。 ……orz

 

追記:なんちゅーかね、
『世界不思議発見』を見ようと思ってテレビつけたら
『朝まで生討論』だったみたいな気分だったの(;一_一)

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